食欲低下

食欲低下は、一時的なものから重篤な疾患のサインまで、さまざまな原因が考えられます。

食欲低下の主な原因と考えられる疾患

1.消化器系の病気

  • 消化器がん(胃がん、大腸がん、膵がん、食道がん、肝臓がん)
  • 胃炎、胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎
  • 過敏性腸症候群、慢性便秘
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
  • 慢性膵炎、肝炎、肝硬変

2.全身の病気によるもの

  • 糖尿病、甲状腺機能低下症、心不全、腎不全、膠原病(リウマチなど)
  • 感染症:肺炎、新型コロナウイルス、インフルエンザ
  • 消化器以外のがん:肺がん・乳がん・血液がん
  • 薬剤性:抗がん剤 など

3. 精神的な原因

  • ストレス、うつ病、拒食症
  • 認知症

院長からのひとこと

食欲低下は、胃腸の不調、メンタルだけでなく、胃がん・大腸がん・膵がんといった消化器がんが一番心配になります。特に大腸がん、膵がんは増加の一途をたどっています。早期発見が大切ですが、早期がんは無症状であり、積極的に胃カメラ、大腸カメラ、腹部エコー検査をすることが大切です。心配な方は気軽にお問い合わせください。