Sleep Apnea Syndrome
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群を
知っていますか?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりして、体が低酸素状態となってしまう病気です。長い人で数十秒から数分止まってしまいます。当院では簡易検査で診断が可能です。以下のお話を読んで、心配な方は気軽にご相談ください。
1)こんな症状はSASの可能性もあります
- ①寝ているときの症状
- 無呼吸・いびき・悪夢・楽しい夢をみない・不眠・中途覚醒・夜間のトイレ
- ②起きているときの症状
- 日中の眠気・頭痛・だるい・集中力低下・イライラ・もの忘れ・人格変化・性欲低下
2)SASの状態を放置するとどうなるのか?
- ・仕事や作業の効率低下やミス、居眠り運転、重大な労働災害や事故
- ・高血圧・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などのリスク高くなる
- ・うつ病など精神障害、認知症のリスクも高くなる
※これまでにSASが原因とされる事故
2003年 | 岡山県 | 山陽新幹線 | SASが有名になった事故。運転士が8分間、居眠りをしたまま、時速270㎞で30㎞弱を走行した。運転士は重度のSASと診断。 |
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2005年 | 滋賀県 | 名神高速道路 | ワゴン車に大型トラックが衝突して多重事故が発生。 7人が死傷。運転手は重度のSASと診断、運転手は実刑判決。 |
2008年 | 愛知県 | 一般道 | 大型トレーラーが赤信号の交差点に進入、横断歩道を渡っていた男性を死亡させた事故。運転手は重度のSASと診断、実刑判決。 |
2012年 | 群馬県 | 関越自動車道 | ツアーバス運転手の居眠りが原因で防音壁に衝突。乗客45人が死傷。運転手はSASが確認され実刑判決。 |
2012年 | 東京都 | 首都高速 | トラックがワゴン車に衝突、ワゴン車の6人が死傷。3㎞を居眠り運転していたとされる。運転手はSASが確認され実刑判決。 |
3)こんな人は要注意!
- 肥満で首回りが太い人(気道が狭くなり、SASの原因に!)
- 痩せた人でも以下のような方もSASの原因になります
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- ・扁桃肥大、舌が大きい
- ・鼻炎・鼻中隔弯曲といった鼻の病気
- ・扁桃肥大、舌が大きい
- ・アゴの後退・小さいアゴ など