INFORMATION
インフォメーション
2022.09.30
50歳を超えたら帯状疱疹ワクチンを
院長BLOG
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに、帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3週間から4週間ほど続きます。子供の頃にかかった「みずぼうそうウイルス」が体の中で長期間潜伏し、免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。日本では、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また、治った後も約2割の方に長い間痛みが残る可能性があります。ワクチン接種によって発症予防効果は97%以上、神経痛への移行のリスク軽減も50歳以上で100%、70歳以上で85.5%と報告されています。(参考文献*1,2)
名古屋市では帯状疱疹ワクチンの助成制度があり、名古屋市に住民票のある50歳以上の方が対象です。当院ではシングリックス注を接種することができます。
1)シングリックスの接種方法
・筋肉注射を2回行います。
・1回目を接種してから2か月後~6ヶ月以内に2回目の接種を行います。
2)副反応
注射部位:痛み78%、赤み38%、腫れ26%
その他:筋肉痛40%、疲労39%、頭痛33%、悪寒24%、発熱18%、胃腸症状13%
*多くは2日~3日で弱くなっていきます。 (参考文献*1,2)
3)費用
10,800円/回 (2回接種で21,600円)
*費用助成後の金額です。全額自費で接種すると1回あたり20,000円から30,000円程度かかります。
4)新型コロナウイルスワクチンとの接種間隔について
2週間間隔をあければいずれも接種可能です。詳細は下記をご参照ください。
ご予約・お問い合わせについては、当院までお電話ください。
(参考文献)
*1:N Engl J Med,352:227-2284,2005
*2:国際共同試験ZOSTER-006試験