IBD
炎症性腸疾患
1)炎症性腸疾患(IBD)とは
IBDとは、慢性的な腸管で免疫系統の過剰な反応によって過剰な炎症反応が起きている病気の総称です。主に潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)の2つの疾患があります。この過剰な免疫反応が起きてしまう原因は明らかなになっておらず、完全に治ることがなく生涯にわたって治療を要するため、国が定めた「指定難病」の一つになっています。
IBD患者さんの数は年々増え続けています。20代など若年で発症することも多く、個々の病状の変化、生活背景に応じた治療計画たて、また心のケアも重要となります。IBDの治療は専門性の高く、一般的にはIBDを診療する総合病院の消化器内科に通院することになります。しかし、最近は診断・治療の進歩もあり、軽症の患者さんや、重症だった患者さんでも病状が緩解・維持できる方も増え、全体の患者数の増加も含め、近年では総合病院と当院のような胃腸内科クリニックとの地域連携の重要性が高まっています。
2)当院の診療体制
当院は名古屋市難病指定医療機関であり、院長は難病指定医、消化器外科専門医、大腸肛門病専門医としてこれまでIBD治療に携わってきた経験があり、近隣の総合病院と連携しながら診療を行っています。
病状の安定した方は仕事や日常生活も通常通り送れることが多いため、平日の日中に総合病院への通院が困難な方もおられます。当院ではそのような軽症の方、緩解維持療法中の方(内服、局所療法、点滴、皮下注射)、手術後の方を積極的に受け入れ、診療を行っています。
当院へ通院する5つのメリット
- ①平日夜、土曜に診療 お仕事帰り、お休みの日に通院できます。
- ②交通アクセス抜群 名鉄神宮前駅からダイレクトイン、雨にも濡れません。
- ③専門医療機関と密に連携 常に相談ができる体制で、病状が悪化した際には早急に対応します。
- ④内視鏡検査が可能 胃・大腸カメラに対応、総合病院へ定期検査に行く必要はありません。
- ⑤大腸肛門病専門医の診療 IBD特有の「痔瘻」「肛門周囲膿瘍」「裂肛」などの肛門疾患も診療します。